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■オリジナル作品:「僕のH2O ブログ編」(目次

「僕のH2O ブログ編」 第11回

<全ては繋がっている>

A: サイトで「集合知」について触れていましたね。これもちょっと引用してみます。「ネットビジネスの若い経営者が、業務提携を申し入れてくることもあった。『Web2.0の世界では、ネットの利用者参加が大切なキーで、そこで集めた集合知が、専門家の知見を超える可能性があります。あなたの始めたコミュニティーは、新たなCGM(消費者発信型メディア)として捉えることができるんです。われわれは、社会全体を巨大なデーターベースとして捉えています。御社の顧客ベースをもとに、アマゾンやグーグルとマッシュ・アップして、新しいWebサービスを展開しませんか』ということだった」というところです。
勉: 「集合知」というのは、個々人の知識がネット上などで集合することによって社会に出現する集積された知識のことですが、この「集合知」という考え方と、「その人が死んでしまっても、社会が存続する限り他人の記憶の中にその人が生き続ける」ということとは確かに関連がありそうですね。
A: 人の「思い出」は、社会における記憶の時間的な集積で、「集合知」は、記憶の空間的な集積といえるのかな。
勉: そうですね。人同士は生産と消費という関係で表裏一体的に横に繋がっていて、また、石田さんがいったように「記憶」によって縦に繋がっている。
A: その集積を集合知という形で捉えることが出来る。
勉: 縦と横というか、時間と空間的というか。

A: 繋がっているという点ではアフォーダンス理論とも関係しますね。
勉: アフォーダンス理論をもう一度整理すると、
@この世界は、普通いわれるような三次元空間として捉えるべきではなく、ミディアムという水や空気のような媒体と、サブスタンスと呼ばれる物質、それにサーフェスとよばれる物質の表面とから出来ている。
A我々の体が運動するということは、三次元空間の中をある方向に移動することではなく、体というサブスタンスが、空気というミディアムの中で他のサブスタンスの表面と出会うことだ。
B音や光を運ぶ媒体があり、地球というサブスタンスがあってはじめて自分の立ち位置が確認できる。
C知覚においてはいくつもの「時間」や「場所」が同時に存在する(異所同時性)。
といったことなんですが、アフォーダンス理論も、環境で世界と繋がる人間科学ですから、僕の生産と消費論と大いに関係ありですね。
A: ある人の「生産」は別の人の「消費」であり、ある人の「消費」は別の人の「生産」であること、そして、その価値は主観的なものであり互いに等しい、という勉さんの生産と消費論は、生産と消費の交換が、交換に関わる人の頭の中に幾つもの「時間」や「場所」が同時に存在していることを前提としているわけで、確かにアフォーダンス理論の「異所同時性」と同型ですね。<続く>
「僕のH2O ブログ編」 第11回(2010年09月17日公開) |目次コメント(0)

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